後遺症と後遺障害

後遺症という言葉を耳にしたことがある方は少なくないでしょうし、同じように後遺障害という言葉を耳にしたことがある方もおられるでしょう。どちらも交通事故の被害に遭ったときに起こりえるものですし、後遺症と後遺障害を混同してしまっているような方もいます。後遺症と後遺障害は確かに似ていますが意味は多少違っていますから注意が必要です。後遺症は治療を続けていたものの体や精神に症状が残ってしまうことで、後遺障害は治療をしても症状の改善を見込むことができないような状態を指します。

治療つまり、後遺障害は労働力の喪失が伴うということです。後遺障害だと今後治療を続けたところでその症状は改善されないと認定されますから、半永久的に労働能力が喪失されたということになります。後遺症は後遺障害に該当しないということもありますし、もしかすると今後改善の見込みがあるとも考えられます。こうした違いがあるのです。後遺症が後遺障害として認定されると後遺障害慰謝料などが支払われることになりますが、そのためには交通事故との因果関係もしっかりと認められなくてはなりません。自分で主張しているだけではどうしようもないというケースも当然あります。

 

代表的な後遺障害

交通事故による代表的な後遺障害もいくつかありますが、もっともポピュラーなものとしてはむちうちが挙げられます。むち打ちになった、という言葉はよく耳にすると思いますし、交通事故後遺障害の症状の中ではもっとも多いのではないでしょうか。むち打ちは事故による衝撃によって痛みや痺れが残る神経障害の一種で、診断名では頸椎捻挫などと呼ばれています。むち打ちという診断名があるわけではありませんから注意しましょう。むち打ちに認定される等級は12級13号、14級9号などがあり、14級は全等級の認定件数の半数以上を占めています

むち打ちむち打ちの後遺障害であるということが認定されるためにはどうすればいいのかということですが、まずはその痛みや痺れなどが交通事故によるものだと認定されなくてはなりません。交通事故との因果関係が認められないと後遺障害の等級を受けることはできないのです。事故以外の原因なのではないか、加齢によるものなのではないかと言われてしまうこともありますから、そのようなことにならないためにも事故に遭ったときはすぐ病院で診察と治療を受ける必要があります。医学的に症状を証明できないと後遺障害としての等級を得ることはできません。


交通事故の後遺障害

交通事故交通事故で車が大破してしまった、となると何とも言えない哀しい気持ちになってしまいますよね。大切に乗っていた車が大破したというのはそれだけでツライことですし、後悔の念も湧き上がってくるでしょう。また、車が壊れただけならまだしも自分自身もケガをしてしまうこともありますし、治療のためにしばらく通院、もしくは入院しなくてはならなくなったということも考えられます。これもツライですよね。

通院や入院して完全にケガが治ればいいのですが、事故の状況などによっては後遺症が残ってしまうこともあります。交通事故の後遺障害に苦しんでいる方は日本全国にたくさんいますし、中には完全に人生を狂わされてしまった方もいます。下半身が完全に動かなくなった、失明した、脳に障害を負ったなどさまざまな後遺障害が考えられますし、今後の人生にも暗い影を落としてしまうことになります。

後遺症とは負傷した部分の治療を続けていたにも関わらず将来的に改善を見込めないような状態を指します。後遺症が残ってしまうということは今後の人生においてずっとその症状と付き合っていかねばならないということですし、精神的なショックも計り知れないでしょう。交通事故による後遺障害にもいろいろな種類があるのですが、ここでは後遺症と後遺障害の違いや種類についてお話したいと思います。代表的な後遺障害についてご紹介しますから、少しでも気になったという方はぜひ読み通してください。